爪が薄くて悩む場合、いま使ってるマニキュアや除光液が悪いんじゃないかと、道具を疑う人も多いようですが、そのいちばんの原因は爪の栄養不足も考えられます。
ポリッシュ類を見直す前に、まずは自分の食生活をチェックしてみて、栄養が偏っている場合は、そちらから改善するようにしましょう。
爪には栄養を吸収する器官がないので、何を塗っても吸収することはできません。
効果のない物に無駄なお金を注ぎ込むなら、そのお金で豚肉でも食べた方がマシです。
爪の厚さや強度は爪が作られる段階の栄養状態で決まります。
爪は皮膚ですので肌と同じくタンパク質やビタミン類の多い食事を心掛ければ丈夫な爪が生えます。
生えてからは一切栄養は吸収しないので、何かを塗ったから厚くなったり丈夫になることは有り得ません。
飲食業は水や洗剤の使用が多く、皮膚の油分が持って行かれるのでハンドクリームやキューティクルオイルで保湿はした方がいいと思いますが、あくまで保湿であって爪の補強にはなりません。
爪はたんぱく質で出来ています。
偏食が激しかったり、少食だったり、
厳しい食事制限によるダイエットをして、
タンパク質、ビタミン、ミネラルが不足すると、
材料不足と血行障害で
爪や髪の毛、皮膚が弱くなります。
貧血になっていることも考えられます。
食生活の改善と、指先のマッサージでしばらく様子を見て、
良くならない場合は皮膚科で診てもらってください。
もし貧血気味でしたら、内科を受診されてください。
食生活に気をつける
コラーゲンのサプリメントを長期続けてみる
コラーゲンは魚・肉のよく動かす部位、具体的には魚の頭や尾、鶏の手羽先、豚足、牛すね(すじ)肉などに多く含まれています。
亜鉛・B2・B6・ビタミンCも摂りましょう。
亜鉛
皮膚の新陳代謝をよくする。
牡蠣、うなぎ、たらこ、カボチャの種など
ビタミンB2
タンパク質の代謝をよくする。 鯖、秋刀魚、鰯、牛乳、うなぎ、玄米など
ビタミンB6
ケラチン生成に関与し、体内に入ったタンパク質を体の元となるタンパク質に組み 替える働きがある。
鮭、青魚、ゴマ、納豆、ジャガイモなど
ビタミンC
コラーゲンの生成を促進する。
柑橘類、イチゴ、キウイ、ブロッコリーなど。
但しサプリメントは脳幹に蓄積され、後年に発症する病気の原因になるので、栄養素は食物による摂取が望ましいです。
あとは、こまめにハンドクリームやネイルトリートメントを塗り込み、爪の付け根を軽くマッサージしましょう。